ドクターズインタビュー

前村 誠(まえむら まこと)

院長・消化器外科

S59 防衛医科大学校 卒

―― 千葉白井病院「消化器外科」にはどのようなご相談が多いですか?

腹痛やお腹が張る、便に血が混じる、便が細くなってきた、などの症状でご相談いただくことが多いですね。痔かと思って来院された方が大腸癌だったということもありますから、気になる症状は早めにご相談いただきたいと思います。今はCTの性能が非常に高いため、まずはCTで病変の有無を確認できるようになっています。その後、必要に応じて内視鏡検査などの精密検査を実施していくことになります。
手術では、胆嚢結石に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術や鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下手術など、腹腔鏡を使用した低侵襲手術を積極的に行っています。また近年、全国的に大腸がんの患者数が増加しており、当院でも腹腔鏡下大腸切除術の症例が増えています。

―― 先生が診療を行う上で大切にしているモットーを教えてください。

いつも、目の前の患者さんにとって「ベストな治療」を提供したいと考えています。“ 患者さんが自分の家族なら、どのような治療を選択するだろうか” そんな視点をもちながら診療にあたっています。消化器外科は手術を中心に行う科ですが、手術が治療の終着点にならない場合も多く、放射線治療や化学療法、リハビリテーション、栄養療法などの術後の治療も非常に重要になります。関連部署と密に連携し、術後の治療、フォローアップも重視した治療計画をご提案しています。当院では消化器癌の患者さんが増加していることもあり、今年度中に術後補助化学療法ができるよう調剤室などの整備を進めているところです。
当院で実施していない検査や治療に関しては、対応可能な病院と連携し、患者さんが安心して治療を継続できるような体制づくりに取り組んでいます。患者さんにベストな治療を提供するために、医療連携は今後さらに強化していきたいと考えています。

―― 地域医療連携を強化していくにあたり、心がけていることを教えてください。

「顔の見える医療連携」を心がけています。やはり、顔や人柄が分からないと紹介はしづらいものだと思いますから、人と人とのつながりを大切にし、積極的に先生方や医療連携室の方とお会いするようにしています。

当院は今年から消化器外科医、整形外科医を増員し、より幅広い疾患、手術に対応できるようになりました。紹介・逆紹介によって地域ぐるみで患者さん・ご家族が安心して医療を受けられる体制をつくることが大きな目標であり、地域医療の底上げに寄与できるよう尽力したいと思います。