ドクターズインタビュー

三好 正義(みよし まさよし)

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消化器外科・肛門科

H7 防衛医科大学校 卒

―― 千葉白井病院には2020年4月から入職されたそうですね。

はい。平成7年に防衛医大を卒業後、当時、消化器一般外科を主催していた第一外科に入局し、大腸グループの一員として臨床、研究を行いました。平成14年に医学研究科に入校し、研究科3年目に米国テキサス大学に1年間研究留学しました。そして、直腸癌の個別化治療の指標に関する研究で学位(医学博士)を取得しました。その後、自衛隊医官として自衛隊病院や衛生隊での勤務を行い、平成20年に防衛省を退職しました。その後は消化器一般外科医として千葉県八千代市の病院に5年間、船橋市の病院に6年半勤務しました。実は、この頃から院長の前村先生とはお付き合いがあり、手術のお手伝いをしていました。そして令和2年4月から当院にて勤務しています。

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―― 先生の専門分野について教えてください。

専門は消化器一般外科で、鼠径ヘルニア、内痔核などの手術治療に始まり、急性虫垂炎や急性胆嚢炎、腸閉塞、消化管穿孔などの急性腹症の治療、そして専門性の高い大腸癌や胃癌、肝・胆・膵の悪性疾患の治療を行っています。

手術においては、小さな傷口で体に負担の少ない腹腔鏡下手術を積極的に行っています。胆のう摘出術、鼠径ヘルニア手術(TAPP)や虫垂切除は腹腔鏡下手術を前提として、大腸癌や胃癌の手術も適応をきちんと判断しながら積極的に腹腔鏡下手術を施行しています。

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―― 診療を行う上で心がけていることを教えてください。

治療方針を決定する際には、患者さんにとってのメリットとデメリットを正確に、慎重に秤にかけて決定することになります。しかしながら、医療がどんなに進歩しても“医療の不確実性”は必ず存在します。良かれと思い決定した治療が、必ずしも良い結果になるとは限りません。そのため、治療を行う前の患者さんへの説明は本当に重大であると認識しています。できるだけ専門的な用語を避けて、可能な限り公正、正確な内容を丁寧にお話しし、病状をしっかりと理解していただけるように心がけています。そして治療方針についても、治療の必要性や合併症のリスク、複数の治療の選択肢を提示した上で、患者さんご本人に納得して決定いただけるよう努めています。

―― 消化器外科と消化器内科の連携についてお聞かせください。

消化器内科と消化器外科は扱う疾患がほぼ同一であり、One Teamとして治療にあたる必要があります。消化器疾患の治療は、薬物療法を中心とした保存的治療が優先される場合もあれば、緊急手術が必要な場合もあり、同じ患者さんでも病状により治療方針が急に変わることもあります。そのような状況にも迅速に対応できるよう、消化器疾患の患者さんは消化器内科と消化器外科で情報共有し、1つのチームとして診療する体制となっています。